そうです。私が美容バカです。
……と言っても、これは私の宣言ではありません。
漫画家・まんきつさんの美容漫画『そうです、私が美容バカです。』のタイトルです。
美容について、かなり赤裸々に描かれているこの漫画。なかでも私が食い入るように読んだのが、切開リフトの体験談でした。
なぜなら今、私の関心事のかなり上位に「50代の顔のたるみ」が君臨しているからです。
鏡を見るたびに気になる。
写真に写れば、さらに気になる。
それでも懲りずに鏡の前で頬を手で引き上げ、
「この位置で固定できませんかね?」と、誰にともなく交渉しています。
もちろん、手を離せば一瞬で元に戻ります。
交渉決裂です。
45歳を過ぎたころから、顔が下へ移動し始めた
若いころの顔は、もう少しパンッと張っていました。
頬もキュッとしていて、顔全体が今よりコンパクトだった気がします。
ところが45歳を過ぎたあたりから、少しずつ様子が変わってきました。
頬の下からあごにかけて、全体的に下へ、下へ。
重力というものは、なぜこれほど休まず働くのでしょう。
こちらはすぐ疲れるのに、重力は年中無休です。
頬が下がると、フェイスラインがぼんやりします。顔がひと回り大きくなったように見えます。
以前は前髪を切ったり、顔まわりの髪を工夫したりして、なんとなく小顔に見せることもできました。
しかし、それにも限界がやってきました。前髪に任せるには、荷が重すぎます。
美容院で前髪を数ミリ調整してもらったところで、頬は上がりません。そりゃそうです。
芸能人の50代は、なぜあんなにたるんでいないのか
同じ50代でも、テレビに出ている芸能人のなかには、フェイスラインが驚くほどすっきりしている人がいます。
もちろん、その人がどのような美容医療やケアをしているのか、私にはわかりません。生まれ持った骨格や肌質、体質の違いもあるでしょう。
しかし、美容医療に興味があり、看護師として人の身体を見てきた私としては、
「本当に日焼け止めと保湿だけですか?」と、つい思ってしまいます。
医療的な施術を何も受けていないと決めつけることも、何か受けていると決めつけることもできません。
ただ、きれいなフェイスラインには、それなりの手間と時間と、場合によってはお金が投入されているのだろうなとは思います。
やはり美容にも、資本の力はあるのでしょう。
YouTubeで見るのは、糸リフトか切開リフト
ここ1年ほど、私がYouTubeでよく見ているのは、糸リフトや切開リフトの動画です。
気づけばおすすめ欄が、顔を引き上げる話ばかり。
YouTubeには完全に私の悩みを見抜かれています。
看護師として身体の構造を考えると、たるんだ皮膚やその下の組織を物理的に持ち上げるなら、切開リフトのほうが変化は出やすいのだろうと思います。
ただし、切開リフトは手術です。
皮膚を切り、組織を扱う以上、出血や腫れ、内出血、傷あとなどのリスクがあります。仕上がりにも個人差があり、受ければ必ず理想どおりになるとは限りません。
理屈ではわかります。
しかし、耳の前から後ろにかけて切開する場面を見ると、
「そうよね。切るのよね。けっこう、しっかり切るのよね……」
と急に現実に引き戻されます。
怖い。
かなり怖い。
漫画でわかった、切開リフトの現実
美容外科の広告や動画では、手術後なのに驚くほど腫れていない人が登場することがあります。
けれども私は、それを見るたびに少し疑っています。
本当に全員が、その程度の腫れで済むのだろうか。
術後の経過には個人差があります。比較的腫れが少ない人もいるでしょうし、撮影する時期や角度、照明によっても見え方は変わります。
それでも、切開を伴う手術である以上、広告に映っている一例だけを見て「私もほとんど腫れないはず」と考えるのは危ないと思っています。
まんきつさんの漫画には、切開リフト後の腫れも隠さず描かれていました。
「ああ、やっぱり腫れるんだ」
広告ではなく、一人の体験として術後の姿を見ることで、手術の現実が少し近くなりました。
怖さは増しました。
でも、その怖さも含めて知ることができたのはよかったです。
美容医療は、きれいになった完成写真だけでなく、その途中に何があるのかを知ってから考えたいと思います。
では、糸リフトならどうなのか
切開が怖いなら、次に浮かぶのが糸リフトです。
しかし私は、ここでも素直に飛びつけません。
糸で組織を持ち上げても、その効果が永久に続くわけではありません。たるみの程度や皮膚の状態によっては、期待したほど変化を感じられない可能性もあります。
もちろん、糸リフトが合う人もいるでしょう。
切開リフトと糸リフトは、単純に「強い施術と弱い施術」というだけではなく、向いている状態や目的が違います。
それはわかっている。
わかってはいるのですが、高いお金を払ったあと、鏡の前で、
「あれ? どこが上がった?」
となる未来も、私にはうっすら見えるのです。想像力だけは豊かです。
次に現れた「ヒアルロンさん」
切開リフトは怖い。
糸リフトは効果の持続が気になる。
そうなると、次に候補として現れるのがヒアルロン酸注入です。
私のなかでは、親しみを込めて「ヒアルロンさん」と呼びたい存在です。
ただし、ヒアルロン酸は、たるんだ皮膚を単純に上へ引き上げる施術ではありません。注入する場所や量によっては、顔がさらに大きく見える可能性もあります。
注入なら切開より気軽、とは私は思っていません。
血管に関係する重い合併症の可能性もゼロではないため、医師の知識と技術が重要になります。
そして結局、最初の問題に戻ります。
どの先生に行けばいいの?
症例写真がきれいだから、広告でよく見るから、料金が安いから。それだけで顔を任せるのは怖い。
医師として信頼できるのか。
施術のよい面だけでなく、限界やリスクも説明してくれるのか。
希望する施術をそのまま勧めるのではなく、「あなたには必要ない」と言える人なのか。
私には、まだ心から任せたいと思える美容外科医が見つかっていません。
老いを受け入れることと、何もしないことは同じなのか
今日も鏡を見ながら、自分の手で頬を引き上げます。
手で持ち上げている間だけ、少し若返ります。
しかし手が疲れて離すと、頬もすぐに定位置へ戻ります。
私はまだ、老いをきれいに受け入れられていません。
「年齢を重ねた顔も素敵」と思う気持ちはあります。でも、自分の顔のたるみを見て同じように思えるかというと、話は別です。
だからといって、焦って手術を受けたいわけでもありません。
老いを受け入れることと、何もしないことは同じではないはずです。
美容医療を選ぶことも、選ばないことも、納得して決められればいい。
そのためには、広告のきれいな完成写真だけでなく、腫れや痛み、傷あと、失敗の可能性、効果の限界まで知っておく必要があります。
まとめ|美容バカの漫画を読みながら、もう少し悩んでみる
『そうです、私が美容バカです。』は、久しぶりに食い入るように読んだ漫画でした。
美容の成功だけでなく、失敗や術後の姿まで赤裸々に描かれているからこそ、おもしろい。そして今の私が、リフトアップに強い関心を持っているからこそ、これほど引き込まれたのだと思います。
切開リフトは怖い。
糸リフトは持続が気になる。
ヒアルロンさんも、誰にお願いするかが難しい。
結局、私の顔は今日もまだ何もしていません。
鏡の前で手動リフトをしながら、ため息をつくだけです。
ただ、手術をするにしてもしないにしても、焦って決めるつもりはありません。
まずは、信頼できる医師を探すこと。
よい話だけでなく、リスクや限界も知ること。
そして、自分がどこまで変わりたいのかを考えること。
私のリフトアップ計画は、まだ検討段階です。
顔は下がっていますが、判断まで下げないようにしたいと思います。
まんきつさんの漫画は切開リフトのことだけ描いてあるのではなく、コスメの紹介などもありました。
ただ、私の興味がリフトアップにあり、今日は現局した内容になってしまいましたが、最近のおすすめ漫画です。


