わが家は犬を3頭飼っています。
毎日、朝と夕方にそれぞれ約1時間ずつ散歩。帰宅後は足や体を拭き、ごはんをあげ、食器や周りを片づけます。
これだけでも、犬のお世話には毎日かなりの時間がかかります。
本当は3頭とも、1か月に一度は洗いたいと思っています。
特に黒柴は皮膚疾患があり、主治医から「2週間に一度くらい洗うのが望ましい」と言われています。
清潔に保つ必要があることは分かっています。
しかし、3頭を順番に洗い、すすぎ、乾かして、最後に浴室を片づけるところまで考えると、なかなか取りかかれません。
気がつけば、1か月に一度洗うことさえ、ままならない状態になっていました。
これまでは浴室で犬を立たせ、シャワーだけで洗っていました。
最近、少しでも洗いやすくしたいと思い、ペットのお風呂として使える折りたたみ式のバスタブを購入しました。
実際に使ってみると、シャワーだけで洗っていたときよりも使いやすく、「もっと早く買えばよかった」と感じました。
今回は、犬3頭のお風呂の負担を少しでも減らすために使っている、バスタブ、犬用炭酸入浴剤、シャワーブラシを紹介します。
柴犬にちょうどよかった折りたたみ式バスタブ
購入したのはこちらです。
日本製で使用時の大きさは、幅約60cm、奥行約40cm、高さ約24.6cm。容量は約23Lあります。
わが家の柴犬2頭は、首からお尻までの長さが約50cmです。
このバスタブに入れると、ほぼジャストサイズでした。
大型犬には小さいと思いますが、柴犬くらいの大きさなら、体を無理に丸めずに入れます。
ただし、同じ柴犬でも体格には差があります。購入前には犬の体長だけでなく、体の幅や、浴室内にバスタブを置けるかどうかも確認した方がよいと思います。
使ってみて特によかったのは、犬の足をしばらくお湯につけておけることです。
シャワーだけで洗っていたときは、足先や肉球周りの汚れが落ちにくく、何度もお湯をかけながら洗っていました。
バスタブを使うと、犬が入っている間は足がお湯につかった状態になります。
汚れがふやけるためか、シャワーだけで洗っていたときより、足先の汚れを落としやすいと感じました。
底には水抜き栓が付いているため、洗い終わったあとに重たいバスタブを持ち上げて、お湯を捨てる必要もありません。
もう一つ便利なのが、使い終わったあとに折りたためることです。
広げた状態では高さ約24cmありますが、折りたたむと高さ約10cmになります。
3頭分のお世話用品は、ただでさえ場所を取ります。
ペット用バスタブを浴室に出したままにせず、使わないときは隙間に収納できる点も、わが家には合っていました。
バスタブに入れている犬用炭酸入浴剤
バスタブのお湯には、犬用の炭酸入浴剤を入れています。
メーカーの使用方法では、約37℃のぬるま湯20Lに対して、ぬくりん約30gを溶かします。
犬を約5分間お湯につからせ、背中などにかけ湯をしながら、やさしくなで洗いします。
最後にシャワーなどで軽くすすぎ、乾かします。
洗浄成分が配合されているため、商品の説明では、シャンプーを使わずに「つかってなで洗いする」という使い方が紹介されています。
私は汚れが気になるため、ぬくりんを入れたバスタブにつからせたあと、シャンプーもしています。
ただし、これはあくまで、わが家での使い方です。
ぬくりん本来の使い方とは異なりますし、炭酸浴とシャンプーを併用すれば、皮膚疾患によいという意味ではありません。
皮膚疾患がある犬は、病気の種類やその日の皮膚の状態によって、適したシャンプーや洗う頻度が異なります。
薬用シャンプーを使っている場合や、赤み、傷、強いかゆみがある場合は、入浴剤を一緒に使ってよいかも含め、先に獣医師へ確認した方がよいと思います。
私も「炭酸だから皮膚疾患に効果がある」と考えて使っているわけではありません。
犬をお湯につからせて、足や体の汚れが少しでも落としやすくなればいいな、という飼い主の自己満足もあります。
森林の香りは、私には心地よく感じます。
犬が香りをどう感じているのかは分かりませんが、犬を洗う時間に私自身が少しほっこりできます。
負担に感じていた作業を始めるきっかけになるなら、飼い主が香りを楽しめることにも意味はあると思っています。
シャンプーを流すときに使うシャワーブラシ
シャンプーを流すときには、こちらのシャワーブラシを使っています。
シャワーヘッドに取り付け、犬の体をなでるように使うシリコン製のブラシです。
普通のシャワーヘッドの場合、片手でシャワーを持ち、もう片方の手で犬の体をなでながらシャンプーを流します。
このシャワーブラシは手に固定できるため、犬の体をなでる動きと、シャワーで流す作業を一緒にできます。
強くこするのではなく、毛の流れに沿って、やさしくなでるように使っています。
私が見る限りでは、普通のシャワーを直接当てるときより、犬たちも少し気持ちよさそうに見えます。
ただし、これは犬の様子を見た私の印象です。
マッサージ効果や皮膚への効果を確認したものではありません。
また、このシャワーブラシの商品説明には、アレルギー体質の犬や猫、皮膚に異常がある場合は使用しないよう注意書きがあります。
そのため、皮膚疾患のある犬に使用してよいとは、この記事ではおすすめできません。
皮膚に赤みや傷がある場合、ブラシの刺激によって悪化する可能性もあります。
皮膚疾患のある犬に使いたい場合は、使用前に主治医へ確認し、患部をこすらないことが必要です。
道具を使う目的は、完璧に洗うことではなく続けやすくすること
犬3頭を定期的に洗うのは、思っている以上に大仕事です。
わが家では散歩だけで毎日約2時間。その後の拭き取り、食事、片づけもあります。
そこへ3頭分のシャンプーが加わると、「月に一度くらい簡単」とは言えません。
皮膚疾患があり、2週間に一度洗う必要がある犬がいれば、さらに負担は増えます。
バスタブや炭酸入浴剤、シャワーブラシを使っても、犬を洗う手間がなくなるわけではありません。
それでも、足をお湯につけて洗えること、使い終わったバスタブを小さく収納できること、シャワーを当てながらなでるようにすすげること。
一つひとつは小さな違いですが、以前よりお風呂に取りかかりやすくなりました。
私がこれらのグッズを使う目的は、犬にぜいたくな炭酸浴をさせることではありません。
少しでも汚れを落としやすくして、飼い主である私が、必要なお手入れを続けやすくするためです。
多頭飼いで犬のお風呂が負担になっている方は、「もっと頑張って洗おう」と考える前に、バスタブやシャワー周りの道具を見直してみてもよいかもしれません。
ただし、皮膚疾患がある犬については、便利さよりも主治医の指示が優先です。
その範囲の中で、飼い主も犬も無理なく続けられる方法を探すことが、結局はいちばん現実的だと思います。
