「14,300円です。」
カバンの持ち手を修理してもらうために持ち込んだお店で、そう言われました。
「えっ? 持ち手だけで?」
新しいカバンが買えそうな金額に驚き、その日は修理を諦めて帰りました。
でも今、そのカバンはまた使い始めています。
修理代は約1,000円。しかも、自分で30分ほどで直せたのです。
断捨離を始めてから、家の中にある物をひとつひとつ見直すようになりました。
「これは本当に必要かな?」
「まだ使えるかな?」
そんなことを考えながら整理していると、押し入れの奥から懐かしいカバンが出てきました。
このカバンは10年ほど前に購入したものです。

当時は買い物や旅行など、いろいろな場所へ一緒に出かけたお気に入りのカバンでした。
最近は使う機会がなく、ずっとしまったままになっていましたが、「また使おうかな」と手に取ってみると…。
思わず「あぁ…」と声が出ました。
持ち手の合皮がボロボロになっていたのです。

合皮はどうしても経年劣化で表面が剥がれてしまいます。
「もう捨てるしかないかな…。」
一瞬そう思いました。
でも、本体はまだまだきれい。
壊れているのは持ち手だけです。
お気に入りだっただけに、どうしても諦めきれませんでした。
そこで人生で初めて、カバンの修理店へ持って行くことにしました。
ショッピングモールの中に修理のお店があるのを思い出し、見積もりをお願いすると…。
店員さんから告げられた金額は、
14,300円。
「えっ!?」
思わず聞き返してしまいました。
持ち手を取り外し、金具も交換して新しく作り直すという説明を受けました。
職人さんの技術料を考えれば納得できる金額なのだと思います。
でも正直なところ、
「この値段なら、新しいカバンが買えるかもしれない…。」
そう思ってしまいました。
結局、その日は修理をお願いせず帰宅しました。
その話を夫にすると、夫が一言。
「自分で直したら?」
「え?自分で?」
そんな発想はまったくありませんでした。
カバンの修理なんて職人さんだけができるものだと思っていたからです。
でも調べてみると、驚きました。
今はAmazonで、バッグや財布の補修用品がたくさん販売されているんですね。
まったく知りませんでした。
「お気に入りをもう一度使いたい。」
その気持ちだけで、修理道具を注文しました。

私はO型で、細かい作業が得意なタイプではありません。
「寸分の狂いもなく仕上げる!」そんな性格でもありません(笑)。
だから、「ちゃんと使えるようになれば十分!」という気持ちで挑戦しました。
作業時間は、たったの30分ほど。
そして完成したのがこちらです。

合皮テープを貼って・・・

持ち手カバーを装着
「すごい!」
思わず1人で声を上げてしまいました。
もちろん、新品同様とはいきません。
近くで見ると手作業だと分かる部分もあります。
でも、普段使うには十分。
何より、またこのカバンを使えるようになったことが本当にうれしかったのです。
最近は買い物や外出のたびに、このカバン兼リュックを背負っています。
修理店では14,300円と言われたカバン。
「修理に出す」か「捨てる」しかないと思っていました。
でも実際には、自分で約30分。
費用も約1,000円ほどで復活しました。
もちろん、ブランドバッグや高価なバッグなら、プロにお願いしたほうがいい場合もあると思います。
でも、「お気に入りだからもう少し使いたい」「捨てるのはもったいない」と思うバッグなら、自分で補修してみるという選択肢もあることを今回初めて知りました。
断捨離をしていると、「捨てること」が目的になってしまいがちです。
でも本当に大切なのは、気に入った物を長く大切に使うことなのかもしれません。
今回のカバンは、そのことを改めて教えてくれました。
もし、合皮の持ち手がボロボロになってしまい、「もう捨てるしかない」と諦めているバッグがあれば、一度補修用品を調べてみてください。
案外、自分の手でよみがえらせることができるかもしれません。
私は、このカバンを持って出かけるたびに思います。
「あの時、諦めなくて本当によかった。」

今回の修理メモ
- 修理用品:Amazonで購入
- 作業時間:約30分
- 費用:約1,000円
- 難易度:(器用でなくても挑戦しやすいと感じました)
今回使用した修理用品は、このページにリンクを貼っておきます。
合皮テープ↓
持ち手カバー↓
同じように困っている方の参考になればうれしいです。

